瀬戸大橋スカイツアー

瀬戸大橋スカイツアーに行ってきました。

このツアーは、瀬戸大橋6,橋ある内の一つ、北備讃瀬戸大橋の主塔175mに登るツアーです。

以前は、抽選制で一度も当選しませんでしたが、今では先着順なので取りやすくなっています。

それでもすぐに予約が埋まる中で、運よく参加することができました。

集合場所は、与島パーキングエリア。

瀬戸大橋の中心部の与島にあり、車か数が少ない路線バスで向かう必要があります。

与島パーキングエリアの中央左側に瀬戸大橋スカイツアーの看板があり、2階で受付を行います。

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カメラ持ち込みの注意点

誓約書に同意して、注意点や備品の案内を受けます。

ここで一番の注意点は、カメラはケータイを含めて1点のみ持参ができます。

それ以外の貴重品は、安全上の都合で持ち運びができません。

つまり、デジカメを持参した場合には、ケータイは持参することができなくなります。

今回は、1眼レフを持参しましたが、レンズフィルターを外せば持っていくことができました。

説明は、無線機を使いワイヤレスで聞きます。

ツアースタート

ガイドさんは本四連絡橋公団のOBの方なので、建設当時の詳しい案内を聞くことができます。

例えば下のモニュメント
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このモニュメントは与島パーキングエリアに立ち寄る度に見ていましたが、実はモニュメントに台にも理由があることに驚きでした。

また、近くにある石にも実は非常に貴重な内容がありました。

ぜひ、ツアーに参加して現地で聞いていただきたいです。

アンカーレイジ内部へ

モニュメントなどを聞いて、主塔175mに向かいます。

ルートは地上65mの橋の中を歩いて主塔に向かい、主塔の中にあるエレベーターで175mを目指します。

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まずは65mに向かうため、アンカーレイジに向かいます。

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立ち入り禁止エリアに入り、アンカーレイジの横を歩いて行くと、

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中に入るための階段が見えてきました。

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ここから見る地上65mにある橋脚。ここから見る写真も貴重です。

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いよいよアンカーレイジの中に入ります。

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中に入ると、なんと!中は空洞があります。65mには鉄道が走る桁がありました。コンクリートの塊であるアンカーレイジの中を、鉄道は橋桁で通過する音は、異様な光景でした。

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正面には、展示物や瀬戸大橋の説明があり、同じ時間に来ていた修学旅行生達もここまでは見ることができるようでした。

ここでも貴重ですが、瀬戸大橋スカイツアーはここからが本番、管理用のエレベーターで地上65mに向かいます。

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地上65メートルの道

65mに到着し、

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主塔に向かいます。

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ここは高所恐怖症の方には怖いかもしれません。なぜかというと、手すりから見えるのは、65m下の地上と海上

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さらに通路の床は格子状となっており、下が丸見えです。

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怖い人には怖いかもしれませんが、そとから見る絶景が大好きな私は、わくわくしながらこの通路を進みます。

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主塔

主塔に到着して、会談で道路面に登り、エレベーターに乗り込みます。

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道路面、最低速度50km最高速度80kmと規定がある中で立ち止まって眺める貴重な体験です。

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エレベーターを待っている間、こちらでも満喫していました。下の鉄道面の景色と道路面では雰囲気が全然違うので見ていて飽きないです。

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主塔を真上に眺めます。各鋼材をつなぐボルト。これも遠くからは眺められない光景です。

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エレベーターにのりこみます。ガイドさんも含めて4人乗りのエレベーターの為、結構待ち時間はありました。橋の中に入る扉は少ししゃがまないと中に入ることはできません。

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昭和のレトロ感があふれるエレベーターで頂上付近に向かいます。

レトロ感があるのは、瀬戸大橋の完成が昭和63年(1988年)で主塔の完成はそれよりも3年以上前の昭和59~60年(1984~85年)の為です。

エレベーターの頂上に到着し、狭い階段を上ると、横に伸びる水平材の中を歩いて頂上に出ます。

頂上

頂上からの景色。与島・岡山県方向を眺めます。

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この景色、テレビでもよく見る景色です。この景色眺められること、香川県出身者として瀬戸大橋に誇りを持っている私からすると感無量の景色です。

本当に来てよかった。少し望遠にすると、斜張橋岩黒島橋櫃石島橋を眺められます。

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瀬戸大橋の中心にあり、与島フィッシャーマンズワーフが閉店した今では、双子の斜張橋を近くで見れる貴重な場所です。

真下を眺めます。

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次は香川県側を眺めます。

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瀬戸内海の中を3キロに渡り一直線に続く光景は、日本の中でも中々見ることのできない光景です。

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縦に撮影すると、三つ子島を爆破して基礎を作った北備讃瀬戸大橋に南側主塔、その奥には南備讃瀬戸大橋の北と南の主塔が続きます。

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海と橋の色が調和して素晴らしい。一生に一度になるかもしれないこの場所に、来ることができてよかった。と心から思える景色でした。

15分間の頂上からの景色を満喫して、地上に戻る為、再びエレベーターに乗り込みます。

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エレベーターの外内の両側には橋の場所の記載があります。

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エレベーターを待っている間、反対側を見るとそこには階段がありました。

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これは、斜めの柱である斜材の内部です。

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階段だけでなく、柱の強度を保つための鉄板など、ここでも貴重な光景が広がっており、エレベーターの待ち時間を楽しみました。

後は、橋げたの中を歩き、アンカーレイジに向かいます。

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瀬戸大橋といえば、本四連絡橋の中で唯一鉄道が入る橋。何本か列車を見ることができました。

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高知から岡山に向かう南風(JR四国2700系)

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岡山から高松に向かう快速マリンライナーJR四国5000系

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松山から岡山に向かう しおかぜ(JR四国8000系

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有名なキャラクターのデザインでした。

アンカーレイジ内部の貴重な資料

アンカーレイジに戻ると、展示物の説明が始まります。瀬戸大橋記念公園によく行っていた私からすると、特に新しい発見もないであろうと思っていたアンカーレイジ内部の資料。

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実はここには貴重な資料が沢山ありました。

まずは、岩黒島橋櫃石島橋の斜張橋に使われているケーブルです。

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つり橋のケーブルの資料や展示物はよく見かけますが、斜張橋のケーブル構造は貴重で見入ってしまいした。

そして、一番貴重だったのはこちら。東大で実際に風洞実験が行われた。南備讃瀬戸大橋の模型です。

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この模型は、昭和53年(1978年)の瀬戸大橋着工より前、昭和40年代に使用されていた模型です。

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木造性の年季が入った物で、倉庫に眠って、一度は捨てられかけていたとのことですが、貴重なものということで今ではアンカーレイジの中で展示されれいます。

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強度はもうなく支えも多数ありますが、現存するだけで貴重な展示物です。

参加記念

ツアーが終わり、参加記念物が渡されました。

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参加証明書、アンケートの入ったファイル、橋の記念カード。あとツアー中に使用した手袋も記念にいただきました。

6橋のどれが入っているカードは、岩黒島橋でした

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中央部にあり撮影ポイントに苦労する橋なのですっごく嬉しかったです。

また、行きたい場所

貴重な資料をみて、貴重な場所に入って、素晴らしい景色を見る。

参加費用5000円の価値がありました。

また、参加してみたいです。
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